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Babel

Babel の仕組みは SqueakNihongo 7 には標準で搭載されています。今は Babel とは言わないみたいですが、LanguageEditor と言うツールで翻訳辞書を変更する事が出来ます。

以下は古い記録です。


Babel とは?

Squeak 3.7 に標準搭載されている翻訳フレームワーク。まだ SqueakNihongo との互換性はありません。
http://swiki.agro.uba.ar/small_land/191
の解説と SmallLand イメージ http://squeak.linex.org/W32/Squeak35-SmallLand-Imagen-0213.zip
を元に分かった事を書きます。

作業の前に、

最初 SmallLand イメージは訳が分からないと思いますので、英語モードに
する方法を一応書いておきます。
ワールドメニューから、
ayuda.. - poner el idioma... - English
です。また、SmallLand フラップの update (actualizar) から一通りアップデート
しておく事をお勧めします。

新しい言語を作る。

(ここだけ、Smalltalk でクラスを定義する知識が必要です。)
SmallLand イメージは日本語の文字を扱う事が出来ません。そこで、せめて
ローマ字で表現する新しい言語 Romaji を定義して、ローマ字に翻訳してみましょう。
以下のように Language のサブクラス Romaji を定義します。また、Romaji には
name というインスタンスメソッドが一つ必要です。

Language subclass: #Romaji
	instanceVariableNames: ''
	classVariableNames: ''
	poolDictionaries: ''
	category: 'Babel-Kernel'

name
	"answer the receiver's name"
	^ #Romaji


言語エディタ

これで準備は完成です。LanguageEditor を開いて、新しい言語 Romaji の
為の単語を登録していきましょう。

help... - set language... - Romaji でローマ字を選択する。
(スペイン語からだと ayuda... - poner el idioma... - Romaji)
open - Language Editor で言語エディタを開きます。

ここで、左の窓に翻訳済みの単語、右の画面に未翻訳の単語が現れます。
たとえば、"remove" という単語を、"kesu" と翻訳して見ましょう。

右側の search ボタンを押す。
"remove" と入力すると、幾つか候補が現れるので、単なる "remove" を選ぶ
右の窓に "remove" が選択された状態になるので、translate ボタンを押し、
"kesu" と入力する。
登録した単語は、左の窓に現れます。

LanguageEditor を開きなおすと、remove が kesu になっているのが
分かると思います。

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